一関市は岩手県南部に位置し、宮城県(南)・秋田県(西)と接する。同県にある市では総面積が最も大きく、盛岡市・奥州市に次いで3番目に人口が多い。総面積のうちの56.0%は山林で占められている。盛岡市と仙台市の中間地点に位置する。
「厳美渓(げんびけい)」は、栗駒山を水源とする磐井川の両岸、約2キロメートルにわたる渓谷である。国の名勝と天然記念物に指定されている。対岸からロープウェイで運ばれる「郭公だんご(かっこうだんご)」は、空飛ぶだんごとも呼ばれる厳美渓の名物。
厳美渓と似た名前の「猊鼻渓(げいぶいけい)」は、砂鉄川が北上山地の岩肌を侵食してできた、約2キロメートルにわたる渓谷だ。両岸には、100メートルの高さを有する断崖が連なる。流れは穏やかであり、屋形船によって舟下りを楽しむことができる。
「花と泉の公園」は、東北初のベゴニアガーデンの「れいなdeふろーれす」や、306種・5,000本のぼたんが咲く東北最大級の「ぼたん園」を中心とする、花のテーマパークである。4月下旬から6月上旬には、「ぼたん しゃくやく祭り」が開催される。
「幽玄洞」は、3億5000万年前は海底にあったことを示すように、三葉虫などの化石が露出している鍾乳洞だ。隣接する「幽玄洞展示館」では、パネルを用いた地層の紹介や海底化石の展示などを行っている。